設立者

平澤は2006年5月に独立系投資アドバイザリー会社であるレアル・キャピタル株式会社を設立、CEOを務めています。レアル・キャピタルでは、主に日本のクライアントによる海外のアセットへの投資、海外のクライアントによる日本のアセットへの投資に注力し、日本、香港、中国、ベトナム、オーストラリアなど様々な地域で活動しています。

1990年以来、アジアにおけるプライベート・エクイティ及び不動産投資事業において、弁護士、アドバイザー、ファンド運用者として活動し、20年以上の経験を有します。

2013年末まで、アジア地域に特化した独立系投資会社であるEXSキャピタルの日本法人であるEXSキャピタル株式会社(2014年1月にレアル・キャピタル・インベストメント・マネジメント株式会社に社名変更)の代表を兼任し、EXSキャピタルの活動に広く携わっておりました。EXSキャピタルではベトナムの不動産デベロッパーに対する37百万米ドルの投資や、日本の資産運用会社による30百万米ドルのJリート経営権の取得など様々な投資を実行しました。レアル・キャピタル株式会社の前身である株式会社フィナンシア・CI(2013年11月に社名変更)においては、アセット・マネジャーズ(現いちごグループ)グループとのジョイント・ベンチャーによって、不動産取引サービスの提供ならびに企業に対するアドバイザリー業務及び資金調達業務(グロース、pre-IPO、MBO/LBOやリストラクチャリング)を行い、有力欧州不動産ファンドやアジアの代表的金融機関に対して、それぞれの日本における初めての直接投資案件のソーシング及びエクセキューションを行いました。

2000年から2006年にかけては日本国内におけるターンアラウンドやMBOにフォーカスしたプライベート・エクイティ・ファンドであるアクティブ・インベストメント・パートナーズのパートナーとして2つのファンドを組成し(総額約200億円)、投資案件を手掛けると共に、投資対象会社の取締役として企業の再生に直接貢献しました。投資額の7倍のリターン(IRRベースでは165%)をあげた案件など、ハンズオンの経営改善によって経営陣の刷新やキャッシュフローの改善など企業価値の増大に貢献しました。

1996年から2000年まで、ロスチャイルド・ジャパンのシニア・ヴァイス・プレジデントを務め、同グループをスポンサーとする新規ファンドを立ち上げました。また、海外企業に対して、日本企業の買収や日本企業への部門売却に関する助言業務を行いました。これら助言業務の対象業種は自動車や自動車部品、テレコムやホテルのオペレーターなどがあります。

1990年から1996年まで、長島・大野・常松法律事務所において、弁護士として国内外の大企業に対して法務サービスを提供し、多くのM&A、バンキングや証券取引、また、不動産取引に従事。なかでも、初の外資系金融機関による日系金融機関の買収や、海外企業による初めての東証一部上場企業のTOBなど複数のランドマーク案件にも直接関わりました。不動産関連取引では国内外における不動産の売買や開発など様々な案件に参画しました。

東京大学卒業後、1990年に弁護士資格を取得。1994年にスタンフォード大学ビジネススクールにおいてMBA修了。